指輪の原型となる角棒をローラーでつくっています。
火を入れて柔らかくした地金をローラーで圧迫して少しずつ延ばしていきます。
目的の幅と厚みになるまで何度も繰り返し圧迫された地金はとても硬くなります。
硬くなった地金をさらに圧迫しようとするとヒビが入ってしまいます。
一度ヒビ割れが起こってしまった地金をそのまま指輪にしようとすると、その後の制作工程で削っても磨いても何をしてもヒビが残ったままになるので、着け心地の良い指輪をつくることができません。
硬くなった地金はヒビが入る前に火を入れてほぐす。
肩こりもひどくなる前に揉んでほぐす。
地金も人も一緒だなと思いました。
人もモノを大切にしましょう。
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