結婚指輪は日常生活において身に着けている時間も長いため、サイズ選びは慎重に行いたい項目のひとつです。
普段からアクセサリーを身に着けない方にとっては、ご自身の指のサイズなんて測ったことも、気にしたことさえないという方がほとんどです。
長く使う結婚指輪だからこそ、適切な正しいサイズを選んでほしいと思います。
リングサイズとは?
指輪のサイズはリング内側の円周や内径の長さで測定します。
一般的には「号」や「#」をつかって「10号」「#10」という形で表記されます。
また指輪のサイズは、服や靴とおなじように国や規格によってサイズ感も少しずつ異なってきます。
そのため海外ブランドの指輪を購入する場合は、どの国のどの規格でつくられたものかを知らないとサイズが合わないということはよくあります。
日本の規格では1号サイズの内径は13mmで、号数が3号UPする毎に内径は約1mm増加します。
下の表はリングの号数を表したもので、円周と内径はわかりやすいように小数第二位で切り上げたものです。
号数 | 円周(mm) | 内径(mm) |
1 | 40.84 | 13 |
2 | 41.89 | 13.33 |
3 | 42.94 | 13.66 |
4 | 43.98 | 14 |
5 | 45.03 | 14.33 |
6 | 46.08 | 14.66 |
7 | 47.12 | 15 |
8 | 48.17 | 15.33 |
9 | 49.22 | 15.66 |
10 | 50.27 | 16 |
11 | 51.31 | 16.33 |
12 | 52.36 | 16.66 |
13 | 53.41 | 17 |
14 | 54.45 | 17.33 |
15 | 55.50 | 17.66 |
16 | 56.55 | 18 |
17 | 57.59 | 18.33 |
18 | 58.64 | 18.66 |
19 | 59.69 | 19 |
20 | 60.74 | 19.33 |
以上のように指輪というものは1mm以下のとても細かい数字で調整して制作されていることがわかります。
表を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、リングサイズの測り方を検索するとよく出てくる、メジャーを使ったり指に紙や糸を巻いてペンで印をつけて測る方法などは、あくまでも目安に過ぎず正確なサイズを測ることは難しいと断言できます。
では、どうすれば正確な指輪のサイズを知ることができるのでしょうか?
専用の道具なら正確なサイズは測れる?
「リングゲージ」という指輪のサイズを測る専用の道具が市販で売っており誰でも簡単に購入できます。
アクセサリーに興味のある方であれば自分の指のサイズを知るために持っている方もいらっしゃるかもしれません。
このリングゲージを使えば正確なサイズを測ることができるかと言えば、答えはNOです。
紙や糸を巻いて測るよりは、より正確に測れることは間違いありませんが、こちらもあくまで目安のサイズとなります。
それにはいくつかの理由があります。
リング幅とリング形状でサイズが変わる?
【リング幅によるサイズの違い】
仮にリングゲージで測った自分の指のサイズが10号でぴったりだったとします。
測定に使用したリングゲージのリング幅が3mmで、購入予定の指輪の幅がリングゲージより華奢な2mmだとしたらどうでしょうか?
この場合、測定とおなじ10号の指輪を身に着けたとしてもリング幅にマイナス1mmの差があるので、指にふれる面積が少なくなり実際に指を通したときにユルいと感じる可能性がでてきます。
逆にリング幅4mmのリングを身に着けた場合は、指にふれる面積が多くなり実際に指を通したときにキツいと感じる可能性があるわけです。
【リング形状によるサイズの違い】
市販のリングゲージは一部を除き、ほとんど内側の形状が角ばっています。
購入するリングの内側の形状がなめらかに削って処理されていた場合、これもリング幅のケースと同様に、おなじ号数でも指にふれる面積の違いからサイズ感に差がでてきてしまうというわけです。
指の形とコンディションでサイズが変わる?
リングの幅や形状でサイズが変わってしまうこともありますが、指の形やその日のコンディションでもサイズに差がでてきます。
【指の形によるサイズの違い】
手や指の形も人それぞれで、大きく分けると3タイプに分けられます。
- 指の第二関節が一番太い指
- 指の付け根にかけて徐々に太くなる指
- 指先から付け根までストレートな指
「1」の第二関節が一番太い指の方は関節に合わせた号数にする必要があります。
一度つけた指輪が抜けにくいのがこの指の形で、気が付かないうちに抜けてしまうこともないため指輪をなくす心配があまりありません。
しかし、付け根にかけて指が細くなるためグルグルと回りやすい傾向にあります。
「2」の指の付け根にかけて太くなる指の方は指の付け根に合わせた号数にする必要があります。
節より根本の方が太いので指輪がグルグルと回ってしまうこともありません。
また、指輪の取り外しもしやすく、着け外しを多くする方であればストレスを感じることも少ないでしょう。
しかし、指輪が節で引っ掛からないためゆったりしたサイズ感の指輪をしていると、いつの間にか抜けてしまうという心配はあります。
「3」の指の先から付け根まであまり太さが変わらない指の方も付け根に合わせた号数にするといいでしょう。
ぴったりの号数の指輪であれば指の太さが均一なので、付け根で回ってしまう心配もなく、指輪がいつの間にか抜けてしまう心配も少ないでしょう。
【コンディションによるサイズの違い】
お酒を沢山飲んだり、手を酷使する作業やスポーツをしたり、前日やその日のコンディションによって手がむくんでいた場合、人によっては一日のうちに1号分もサイズが変化してしまうこともあります。
季節や気候などの寒暖差、運動や食生活による体重の増減、その日の体調など、その人のライフスタイルによって手がむくむ時間帯にも個人差があります。
もちろんむくみがとれれば元の指のサイズにもどるので、ライフスタイルに合わせて自分にぴったりの指輪のサイズを見つけることは重要なポイントになってきます。
リングの幅や形状、手の形やコンディション、様々な理由によって自分の指にぴったり合うサイズを見つけるのは難しいことですが、一番確実なのは実際に購入する指輪を試着してみることに尽きます。
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さいごに
失敗しない結婚指輪の適切なリングサイズを選ぶには、実際に購入する指輪とおなじものを試着してみることが一番の解決策です。
今までアクセサリーにまったく興味がなかった人も、結婚を機にはじめて指輪を購入するというケースは決して少なくありません。
結婚指輪とはファッションリングとは異なり、結婚に対する「誓い」や「夫婦の証」となるものです。
結婚という特別な意味が込められた結婚指輪は、どんな瞬間も共に歩み続けるおふたりの絆の形そのもの。
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