溶かした地金は型に流し込んで四角い塊にします。

地金によって融点が異なるので扱う地金によりバーナーを使い分けます。

1000度以上に熱した金属は真っ白に眩く輝いて溶けて丸くなります。

まるで葉についた雫のような感じでプルプルとしていて見た目だけはとてもかわいいです。

でも火を入れる角度が少しずれただけで、あんなに柔らかかった金属は一秒ともたずに一瞬で元の硬い金属に戻ってしまいます。

慣れてしまえば大した作業ではないのですが、溶けた金属を型に流し込んできれいな四角い塊にするのは一瞬の勝負です。

普段見ているものがいつもと違う形で見える。

日常生活において溶けた金属を見ることは早々ない不思議な体験なので、個人的にこの工程はとても好きな工程です。

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