棒材を指輪に仕上げる制作風景

棒材を指輪に仕上げる制作風景

専用のローラーで目的の幅と厚みまで延ばした地金の棒材を丸めて、その両端を隙間のないように重ね合わせる。

指輪の切断面の継ぎ目がなくなるように、高温の酸素バーナーで溶かしてくっつけています。

ひとつの地金を溶かして繋ぎあわせることを共付けといいます。

共付けは同じ金属を溶かしあわせているので継ぎ目に線などが入らずにきれいな仕上がりになります。

扱う地金によっては共付けではなく、地金より少し低い温度で溶ける金属のロウ材というものを使ったロウ付けを行います。

炎にあぶられて溶けたロウ材は地金の隙間に流れ込み地金と地金を繋ぎとめます。

プラチナとゴールドなどの異素材をつかったコンビタイプの指輪をつくる場合も、金種にあわせた同じ色味のロウ材を用いてロウ付けを行います。

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